鳩山氏は「不起訴相当」偽装献金事件で検審が議決(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金事件で、東京第4検察審査会(検審)は、市民団体から政治資金規正法違反(虚偽記載など)罪で告発され、嫌疑不十分で不起訴処分となった鳩山氏について、不起訴相当と議決した。議決は21日付。

 昨年、改正検察審査会法が施行され、起訴相当の議決が2度出されると強制起訴されることになった。不起訴相当の議決が出たことから、鳩山氏の偽装献金事件に関する検審の審査は終了した。

 特捜部は昨年12月、故人や実際に献金していない人からの個人献金を懇話会の収支報告書に記載したなどとして、計約4億円の規正法違反罪の虚偽記載で会計事務担当だった元公設第1秘書の勝場啓二被告(59)を在宅起訴。会計責任者だった芳賀大輔元政策秘書(55)は会計責任者として虚偽記載を見過ごし重大な過失があったとして略式起訴した。

 同法違反罪で告発された鳩山氏については虚偽記載に関与しておらず、会計責任者の選任・監督については「少なくとも選任について過失はない」として嫌疑不十分とした。

 これに対し、市民団体は1月28日、鳩山氏の不起訴処分を不服として検審に審査を申し立てた。特捜部が鳩山氏への事情聴取を行わず、虚偽記載への関与を否定した上申書の提出を受けただけで不起訴としたことから、申立書の中で「捜査が尽くされたとはいえない」などと述べていた。

 検審は検察官の不起訴処分が妥当かを国民が審査する機関。有権者の中からくじで選ばれた11人の審査員で構成され、起訴相当には11人中8人以上の、不起訴不当と不起訴相当にはそれぞれ過半数の議決が必要とされている。

 不起訴相当の議決が出ると、検察の再捜査は行われず、告訴、告発人は同じ事件では、再び起訴処分を求めて審査を申し立てることができない。

【関連記事】
「資金の流れを国民から覆い隠した」首相元公設秘書初公判・検察側論告要旨
(3)「鳩山さんを実力あるように見せたかった…」 鳩山首相元公設秘書初公判ライブ
「裸の王様」次に座るのは… ポスト鳩山で顔色変えた首相
小沢氏の裏金献金疑惑 「1億円以上提供」「ウソついてない」 水谷建設元最高幹部が本紙に証言
元秘書が小沢に宣戦布告!「先生の役割は終わりました」
児童虐待防止法施行から今年で10年。なぜ、わが子を傷つけるのか…

恩讐超え橋下知事と連携 今夜発足「維新の会」(産経新聞)
ほう助で無職少年を検察官送致=石巻3人殺傷事件−仙台家裁(時事通信)
<新潟県立近代美術館>仏像展開幕 カビ騒動で会場が変更(毎日新聞)
高速料金「値上げ説明つかぬ」=小沢氏(時事通信)
<ウナギ>稚魚の漁獲量激減 中国、台湾も 土用の丑ピンチ(毎日新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。